セプターの強さとは

真に強いセプターとは、一体どんなセプターなのか。
もしくは、それに最も近いセプターとは。
戦術面でのそれは明らかに存在し、そして圧倒的なまでの力を持つ。

筆者はそんな、真に強いセプターの戦いを幾度となく見てきた。
そして、その強さの正体を知っている。

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こんな文章を書こうと思ったのは、
どこかで誰かがこんな事を書いていたのを見たのが発端だった。

「そもそもこのゲームに強い弱いなんて無いのにな
ある程度の知識があればあとは運でしかない 」と。

直後にこんな反論が有った。

「計算力記憶力は強さに直結するぞ
手札はもちろん、ディスカした内容と枚数は重要
土地計算も重要、土地転がしで勝てる状態なのに見過ごしてる人大杉」

更に、それに対してこんな意見が有った。

「何の不自由もなくゲームを進行させられる者同士の対戦になると、強い弱いというよりは、
当たり前のことをいかにミスなく当たり前にこなせるか、の勝負だな。
カルドは力比べの腕相撲ではなく、にらめっこ。
ただ笑わないというそれだけのことをいかに長く続けることが出来るか、っていうゲームだと思う。」

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・・・浅い。あまりにも浅い。

カルドセプトはそんなに浅いものではない。
「何の不自由なくゲームを進行出来る」だけのセプターなどには
何の実力も面白みも無い。増してコンセプトやブック、
プレイングで対戦相手に感動を与える事など出来はしない。

強いセプターはブック構築や、相手セプターやマップの
特性を知った上でのブック選択の読み合いなどで
対戦前から既に勝っている。

しかし、そういった面だけでなくプレイングの面でも
強さには明確な差が有り、実際に他を圧倒するセプターが居る。
彼らは「何の不自由無くゲームを進行出来る」程度のセプターが相手なら、
6割以上、人によっては8割以上の勝率を持ち、
その能力を見せ付けるのだ。

では、他を圧倒する程のプレイング面の強さとは一体何なのか。

確かに、先に有った記憶力、洞察力、計算力なども有る。
たとえば、自分のブック中にどれがあと何枚あるかとか、
相手が何枚どのカードを引いたからそれはもう
有っても一枚あるか無いかだ、などという様に推測したり、
レベルアップ時や、その時の護符の上がり方での
総魔力の正確な数値などが計算出来れば、
それが出来ないセプターとは歴然とした力の差を示せる。

しかし、このレベルのセプターなら幾らでも居る。
プレイングの高みにはまだその先が有るのだ。
真に強いセプターは、同じレベルに立っていない者から見れば、
まるでエスパーの様にも見えるセンスや直感力を持ち、
それを意識して、または無意識化で行えるのだ。

センスや直感といった言葉を使うと何やら胡散臭い様に感じるが、
筆者はこれらの正体を知っている。
膨大な対人戦の経験によって身につく無意識の力だ。


無数に有る定石の様なものやちょっとしたコツ。
特殊な環境への対処法などなど、確かにそれだけなら
知識だけでどうにかなる。ただ知っていれば良いのだから。

しかし、対戦の中で難しい選択を迫られる場合は全く別だ。
その選択の是非は結果論で終わる事も少なく無いが、
よくよく考えてみると正着手らしきものが有る事も多い。

また、どちらとも言いがたいながら、ある行動を選ぶ方が
高い確率で良い結果になる様な選択肢も有る。
時には一見、悪手の様に見える選択が正しい事まである。

こうした選択を迫られる場面は随所に有る。
行動の選択肢が狭いと思われがちな序盤のうちでも、
気がつかないうちに戦局を大きく分ける選択肢を選び取っているのだ。

仮に侵略も特になく、淡々と全員が増資でスピードを
競うだけの対戦でもそれは同様である。
何事も無く終わった様に見えて、実は各セプターは
随所に難しい選択を強いられている。

そんな長考を要する様な難しい判断を数十秒でこなすのに、
知識だけで対応出来るかと言えばそんな訳は無い。
たった数十秒の間に考えられる事などごくわずかである。
しかし、先に述べた様な直感やセンスを持つセプターは
これを一瞬のうちに判断出来るのだ。

皆さんも自分より上手い人が、訳の解らない行動をしているのを
見かけた事が有るだろう。これは後になってその理由に
気がつく事も多いが、本当に凄いプレイングは
その二段階は上を行く。ある程度以上のレベルに居るものでなければ、
その存在を気がつく事すら出来ないのだ。

こうした直感やセンスは、特別なものでありながら、
手に入れるまでの経験値の差こそあれ、
膨大な経験を積めば誰もが身につける事が出来る。

数百回、数千回もの対人戦の中で、似た様な状況判断を
強いられる事がある。その行動の詳細は覚えていなくとも、
その行動を取った時に良くない事が起きたとか、
悪い結果になったといった、結果だけの部分を
人間の潜在能力は時に無意識化で覚えていて、
直感やセンスという形でそれをプレイングに生かせるのだ。

一部のセプターの、まるで予知でもしているかの様なプレイングは、
そんな膨大な対戦経験から養われているのだ。


あるセプターが取る行動は、もちろん、
その大半は意識して行っている行動だろう。
しかし、強いセプターは自分でもそれと
気がつかないうちに無意識でそうした行動をも取っている。

しかもデジタルな思考と、そうしたセンスや直感を天秤にかけて
より有効な選択を選んだり・・・。

ある選択がローリスクハイリターンで有ると思った場合は
その都度ごとに博打を打ち、戦闘ではアイテム使用の駆け引きを
巧みに打ってアイテムを相手に使わせつつ自分は温存する。
こんなセプターを相手に「何の不自由無くゲームを進行出来る」
程度のセプターが勝てる訳は無いのである。

もちろん、一手一手、全ての行動でそれが出来るセプターなど
現時点では居ないと思う。しかし、仮に20%程度でも
そういったプレイングが出来ていれば、
そのセプターの力はそれが出来ないセプターを圧倒出来るはずだ。
筆者はそれが出来るセプターを何人も知っている。

真に強いプレイングが出来るセプターの力の正体とは、
そうした神がかった判断力である。

中にはあまり多くない経験でそれを体現してしまう様な
天才肌のセプターも居る。だが、多くのセプターは
そういった境地にはなかなか辿り着けないだろう。
それどころか、殆どのセプターはその存在さえ気がつく事が無いまま、
セプターである事をやめてしまうのだ。

しかし、実力の有るセプターとの対人戦で際どい勝負を繰り返し、
数百回、数千回の対戦を経れば、いずれその境地に至る事が出来る。
少なくとも、そういったセンスの存在を垣間見る事は出来る。

筆者などは経験が多い割には、稀にそれが見える程度に
留まってしまっている程度のセプターだが、
これを読まれている方の多くは経験を重ねていけば
筆者などは到底及ばないレベルに到達出来ることだろう。
その時は、ぜひ筆者には見えない世界のプレイングを教えて欲しい。

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カルドセプトは、ミスをしなければ勝てるなどという
底の浅いものではない。

やはり能力や経験によって明確な「強さ」の違いは有り・・・
また、真に強いセプターが立っている場所は、
神がかったものの様に見えながらも、
実は多くの人にとって辿り着く事が出来ない場所ではないのだ。

しかしセプターの本当の強さとは、戦術面だけでは計り知れない。
では、最強のセプターとは一体何なのか。
・・・といった所で次回「セプターの忘れ物」に続く。
コメント

No title

私の中では、

センス>知識>経験>運

カルドセプトにとって、経験はそれほど重要でない気がする。
運に関してはプレイング外の部分なので、
重要視する必要こそないが、影響は大きい。

RPGみたいなモノ

>通りすがりの人
その例えで言うなら、個人的にはセンス>知識>運、でしょうかね。
経験は知識やセンスの種であって、比較対象ではないと思います。

ちなみに文中で言っているセンスや直感とは、
膨大な経験を積まないと手に入れられない様な
飛びぬけたプレイング能力の事です。

元から持っているセンスももちろん重要だとは思いますが、
そうしたセンスも、膨大な経験には及ばないと思います。
なぜなら、センスあるプレイングは経験則で模倣出来るからです。

なのでカルドセプトでの神がかったプレイング能力は、
やはり
「後から身につける」ものだと思います。

個人の能力の差が出るのは、それが身に付くまでの対戦回数や時間ですね。
ちょうどRPGの経験値や成長速度みたいなものでしょうか。

No title

「センス」が持つ意味を考えると、
「経験」と同列に考えるのは違和感が。
経験は経験であると考えます。

いくら経験を重ねても、天才が持つ閃きには劣る。

No title

向上心さえあれば、ある程度は強くなれる。

いくら対戦経験を積んでも
どんなにカルドセプトを愛していても
どうしようもない位弱くて、負け続けて、
オンライン対戦辞めてった人を
オレは知っている。
言い訳を自分に繰り返した結果だと思うんだ。
悪い人ではなかったけど、ネガティブな人だったから。

飛び抜けて上手い奴にはそれなりに理由がある。

ある程度以上の実力を持つセプター同士の戦いは
筆者が言うところのセンスが無いと勝てない域と思う。

No title

対戦鑑賞会のオススメ
どういったものがセンスがよくてどういう手が悪いかというようなものは、自分ひとりではなかなか判断がつかない場合もあります。
もしかしたら、ワンランク上にステップアップできるかもしれないトレーニングのひとつに対戦観賞というのがあります。

自分が参加したことのある対戦観賞会は大会の動画をあらかじめダウンロードしておいて、
IRCで決められた時間に集まるという形式でした。
いろんな人がこのプレイは良い手だ!
とかこの場面でコレは無いんじゃない?とか
チャットで話をしていてそれを聞くだけでもかなりのセンスを磨くことができたように思います。
今ですと、ニコニコ動画にたまにカルドの対戦会の動画があってみんなのコメントみたいなのがあったりします。
みんなで、ああでもないこうでもないと意見交換をするのはとても有意義ですよ。
他人のプレイだけでなく。自分のリプレイを第三者の目線で見直すというのもセンスを磨く方法だと思います。
観戦は1試合分の時間がかかりますが、なんとなくプレイしていて負け続けているときにもしかしたら打開策が得られるかもしれません。

あと、上手い人のブックを真似るというのもセンスを磨く方法として有りかと思います。

BookBook Saga
http://rettura-festa.net/culdceptsaga/

尊敬するセプターの方で機械科ボイラーズさんのブックなどはとても参考になります。
どのマップにどういう考えでこのブックを投入してこのクリーチャーが入っているのか・・
そんなことを考えながらプレイしています。

数万の経験で

>通りすがりの人
「センス」は磨いたり鍛えたりも出来ると思いますよ。
「経験」は「センス」と同列というより、
その元になるものかなぁ、と。
数万Rもの膨大な経験がセンスの元を形作り、
そしてそれをゆっくりと磨いていく訳です。

>いくら経験を重ねても、天才が持つ閃きには劣る。
確かに最初から凄いプレイングが出来てしまう
天才肌の人も居ますが、努力、というか対人戦を延々と続けていく事で
そういった天才が閃いた手を覚えていて、
自分の引き出しから出してこれたらどうでしょうか。
それが可能なら、一部の天才にも追いつけるのでは無いでしょうか。
私は、膨大な努力の結果は時に天才を凌げると信じたいです。

もしかしたら天才はその上を行く読みを
使ってくるのかも知れないですが、私はその時は
凡人として天才に一泡吹かせてやりたいところですね(笑

勝てないのにも理由がある

>Aさん
実際にその人やその人の対戦経験数やカード資産、
プレイングなどを知らないので何とも言えないですが、
やはり、何かが足りなかったのだと思いますよ。

それはカードの枚数かも知れないし、工夫かも知れないし、
熱意かも知れないし、対戦回数かも知れないし。
また、本当にカルドセプトを愛していたら、
負け続けても面白がって色々な事を試すと思うのです。
高額地を踏んだりして何も出来ずに終わってしまう事ばかりだと
流石に寂しいとは思いますが・・・。

そうして遊んでいる内に、成長速度が遅い人でも
どうしようもない位弱い域は脱していけると思いますよ。

あと、やっぱり会話が有ってナンボかなぁ、と。
野良は会話も無いし、アドバイスみたいな事も出来ないから
上達も遅いし、ネガティブな人だと余計に荒みがちに
なってしまうのではないでしょうか。

>ある程度以上の実力を持つセプター同士の戦いは
>筆者が言うところのセンスが無いと勝てない域と思う。
そうですね、ある程度以上になると、運やミスがどうの以前に
プレイングなりブックなりで何らかのアドバンテージが
ある方が勝つ勝負になるので。

ともあれ、もう一度、そのオンライン対戦をやめていった
ご友人には戻ってきて欲しいものです。
今なら、手馴れたAさんがフレンド戦で話しながら
アドバイスしたりも出来るのでは無いでしょうか。

上達の早道ですか

対戦鑑賞会ですか。なるほど。
現状だと野良の通常戦では誰もしゃべらないし、
解説とかしないから、他の人のプレイングを
「見て盗む」みたいな感じですからね。
他の人の意見が聞ける機会は、初心者であればあるほど
一気にスキルが上がる気がします。

ただ、同じ野良でも同盟戦なら相談したり教えて貰ったり出来るし、
対戦相手チームの話も実戦の中で聞けるので、
対戦を楽しみながらでも対戦鑑賞会とさほど変わらない位の
驚くべき速度での上達が見込めると思いますよ。

件の方の活躍は私も良く耳にしています。
一風変わったブックながら、回し方が解っていると
かなり使いやすいブックが多いですよね。

No title

いわゆる巷で言われる『強い人』っていうのは身内戦メインの人が多い。
何度も同じ面子で戦ううちに出来上がった暗黙のルール上で強い人。
そういう人が野良で負けて「野良はレベル低いから負けた」的なことをいってるのをみかけたことがたびたびある。
結局のところローカルセオリーの確立された、すなわち比較的読み安い場でしか勝てない内弁慶的強さだということなのに、野良という場に転嫁するのは真の強さではないなぁと思った記憶がある。

野良戦で敵の習熟度すら状況のひとつとして許容し、6割程度勝てる人がいれば、その人は強いといえるとおもうな。

野良戦の強さ

w3kさんの言うとおり、野良では思いがけない行動が大きく不確定要素としてかかってくると思います。
この場でなんで1位ではなくて、自分にパラライザーが飛んでくるんだ〜とかと言う思いも多々あります。
突然、回線落ちしてCPUになったプレーヤーが高額地に突っ込んで勝負がついたなんてこともよくあります。
予測不能な先まで読んで安定した強さを見せる人ってのもたしかに強い人だと思います。

実力が有れば揺るがない

>w3kさん
確かに巷で言われる強い人は今はフレンド戦が
メインの人が多いみたいですね。
おそらく、ある程度以上の実力の有るセプターにとっては、
あまり突飛で場違いな行動をされるのが嫌なのでしょうね。

自分の利益や、勝ちに繋がらない妨害や侵略は
一位もしくはより高い順位を目指すという目的の上では
その多くはデメリットにしかならないでしょうから。
また、「場のせいに転嫁するのはどうか」という発想も
良く解るのですが、どう見ても理不尽な行動や
それが原因で、順位が落とされる場合も有ります。

なので、言動そのものはともかくとして、
場を理由にするのは転嫁という事では無いと思います。
理由を分析して得られただけのただの事実ですから。

ただ、カルドセプトはマルチプレイゲームであるからこそ、
敵の習熟度を考えたプレイングも大事になりますね。

>野良戦で敵の習熟度すら状況のひとつとして許容し、6割程度勝てる人がいれば
このレベルのセプターならざらにいますよ。
ある程度以上の実力が有れば、少々突飛な行動も
手札から予測して対応出来るので。

回線落ちは流石に・・・

>BOMBEEさん
通常戦の野良は確かに少々理不尽な妨害や
高額地踏みも多々ありますね。
ただ、個人的には回線落ちや分裂は、
あまり読み合いとかの領域として考えたくないです(苦笑
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